Rudolf Affaire Mayerling - Das Musical - Gesamtaufnahme Live aus dem Raimund Theater



 言語:ドイツ語
 歌詞カード:無
 収録曲数:40曲(2枚)
 試聴:無
 キャスト:
  Kronprinz Rudolf:Drew Sarich
  Mary Baronesse Vetsera:Lisa Antoni
  Eduard Graf Taaffe:Uwe Kröger
  Kaiser Franz Joseph:Claus Dam
  Marie Grafin Larisch:Carin Filipcic
  Kronprinzessin Stephanie:Wietske van Tongeren

 ウィーンで上演されたワイルドホーン作曲のミュージカルです。コンセプト版はこちら
 このCDはミュージカル仲間の間でもよく話題に上がります。作品自体はあまり良くなかったのに、なぜCDはこんなに素晴らしいのかと。
 舞台自体はキャストはよかったのですが演出がいまいちでウィーン劇場協会の作品にしては珍しく外れだなあというのが本音です。しかし、歌のうまいキャストがワイルドホーンの曲を歌って外れるわけがないんですよね。そういう意味ですごく聞きごたえがあるCDです。なんとなくドイツ語のCDが聞きたいときに聞くことが多いです。深く考えず、きれいな声を聞いてるだけで、とても幸せです。2011年末現在、ベルリンTdVのクロロックをやりつつ年が明けたらウィーンのシスターアクトに戻りイースターのJCSでタイトルロールを演じる予定の、それこそ今ドイツ語圏ミュージカル界で引っ張りだこのDrew Sarichの声を聞くなら、私はこのCDが一番だと思います。少し病んだような影のある高い声が伸びやかに響いて、とても魅力的。
 コンセプト版よりこちらの方が気に入っています。コンセプト版からフランツ・ヨーゼフの曲はカットされていますが、それ以外は基本的に収録されていますし、ライブ盤ということで勢いが全然違います。せりふも収録されてるので物語の流れをつかむことはできますが、別につかめなくてもいい(苦笑)。

 ちなみに、DVDも発売されています
(音が同じかどうかは不明)。

収録曲については「続きを読む」へ。

Tanz Der Vampire - Original Wien Cast 1998

 言語:ドイツ語
 舞台写真:有
 歌詞カード:有
 収録曲数:21曲(1枚)
 試聴:
 キャスト:Steve Barton, Aris Sas, Anne Welte, Eva Maria Marold, Nik, Cornelia Zenz

 言語:ドイツ語
 舞台写真:有
 歌詞カード:無
 収録曲数:30曲(2枚)
 試聴:
 キャスト:Steve Barton, Aris Sas, Anne Welte, Eva Maria Marold, Nik, Cornelia Zenz

 TdVファンとしてこれは避けて通れないなあと思いつつ、いまさらオリジナルキャスト版について書きます。
 オリジナルキャストのCDは2種類あって、一つはコンセプト版、一つは全曲盤です。音源は違うので2枚あっても問題はありません。ただ、私はこの2枚のCDについてはあまり語れません。あまり聞いたことがありませんから。理由は簡単、このCD、良すぎるんです・・・。
 オリジナルキャストのCDというものは得てしてレベルが高いです。制作に力が入ってるのはもちろん、キャストの皆様が本当に役柄に、音程にぴったり合ってる。それはこのCDも同じで、聞くたびにオリジナルキャストの素晴らしさを思い知らされます。もちろん今のTdVも好きですし、好きだから高い航空券買って旅に出てるわけで、でもCDを聞くと10年以上前とはとても思えないクオリティの高さに呆然とするのであまり聞かないのです・・・。
 TdVという作品が好きという方には、他の盤でなく絶対にこの2枚のうちどちらかを1枚目として買って欲しいですし、そうでなくてもミュージカルが好きという方には絶対に聞いていただきたいCDです。耳馴染みがいいのに重厚な音楽というのはウィーンミュージカルの特性であり、それがよく表れていると思います。初めてこのCDを聞いたのはもう10年近く前のことですが、ヨーロッパの古い空気を思わせる美しい音楽に呆然と言葉を失ったものです。
 あらすじについてはあえて触れません。探せばいくらでもありますから。なにより、このCDについてはあらすじも何も知らない状態で聞くのも面白いかなと思っているからです。本当に美しい音楽で、歌詞が分からなくてもうっとりと聞き惚れることができます。そういう響きの美しさを楽しむのができるのって言葉を理解できない人の特権だと思うので、まずはそうやってただ美しさに酔いしれてほしいなあと思うのです。
 ヴァンパイアを探している教授とその助手、雪に閉ざされたトランシルバニアの小さな宿屋、そこにいる美しい娘、古城に住む吸血鬼伯爵。日本人の好きなヨーロッパの要素がみっちり詰まった作品だと思います。是非、一度聞いてみてください。
 どちらがいいかといえば、1枚目は舞台のハイライトを手っ取り早く聞けますし、2枚目はストーリーをあれこれ想像しながら聞くことができます。これはどちらでもいいと思います、2枚持っていても損はないです(すみません、音の違いを言えるほど聞き込んでません)。

 まあ、ストーリーは驚く程しょうもないんですけどね。重厚で美しく、どこか物悲しさを含んだ音楽、しょうもないストーリー、よく読むとところどころ人生哲学を含んだ歌詞。一粒で三度おいしい作品です、ぜひ楽しんでください。

 ちなみに主演のクロロック伯爵はオペラ座の怪人のオリジナルラウルのSteve Barton。初演キャストは全体的に評価が高いのですが、彼の憂いを含んだ物悲しい声はさらに図抜けて評価が高く、「クロロックはやっぱり彼でないと!」という人は未だにとても多いですし、CDを聞いているとその理由がなんとなく分かるのもまた事実です。一度生で聞いてみたかった、素晴らしい声です。

 収録曲については「続きを読む」へ。



Frank Wildhorn & Friends - Live From Vienna



 言語:英語
 舞台写真:有
 歌詞カード:無
 収録曲数:19曲(2枚)
 試聴:無
 キャスト:Thomas Borchert, Pia Douwes, Linda Eder

 2010年にウィーンで行われたコンサートのCD。2枚組ですが全曲収録されてるわけではないようで時間は若干短め。さらにワイルドホーンのトークも収録されているため、時間が短い上にさらに歌が少なくなっております。このコンサートは当日から撮影機材が入ってるだの録音機材が入ってるだのという話が流れていたため、DVD化CD化の話が早いうちからあったので、DVDでなくCDなのは若干がっかりです。
 とはいえ、素晴らしいCDです。私は元々ワイルドホーンの曲はウィーンの音楽に合っていると思っています。ワイルドホーンの曲は耳なじみがよく歌がうまい人が歌うと本当に耳に心地よいのですが、若干浅くて単純、そしてやっぱり軽い。その曲をウィーンの重厚なオーケストラが奏でると、耳なじみの良さは残したまま、深みのある曲になります。
 そして歌い手が素晴らしい!歌がうまいということはこういうことかと思わせる3人の声はCDという平面的な媒体を通しても健在でした。ワイルドホーンの曲は歌のうまい人が歌うと本当に耳が幸せです。Pia様の男前で力強い声はさすがの一言。彼女はワイルドホーンの作品になじみがないのでやっぱり芝居ではなく歌なのですが、歌の中にもちゃんとドラマがあるのはさすが。逆にThomasはワイルドホーンの作品にはおなじみですしほとんどが舞台で歌ったことのある曲なのでドラマチックに歌いあげていました。ソロコンサートで鳴らしたエンターテイナーぶりも垣間見ることができます。Linda Ederとのデュエットが、声質が合わないのかバラバラになってしまったのがとても残念。
 ウィーンおなじみの名優二人以上に輝いていたのがLinda Eder。さすがワイルドホーンのミューズ、彼女の声に曲がぴったり寄り添っている。ほかの二人ももちろん桁外れにうまいのですが、彼女はさらに曲自身が彼女の声を一番美しく見せるよう努めているように思えました。それこそ、このコンサートは彼女のためにあったのではないかと思うほどでした。
 ウィーンっ子の熱さはこのCDでも健在。すばらしいものを聞かせてくれた感動をそのまま拍手と歓声に乗せるウィーン子の熱い思いもちゃんとCDに収録。CDでさえこれほど素晴らしい感動と、現地へ行けた方々へのうらやましさ両方を感じます(笑)。
 ワイルドホーンファンにはお勧め。彼のCDの中ではトップレベルだと思います。

収録曲については「続きを読む」へ。



TANIEC WAMPIROW - Original Polen Cast 2006



 言語:ポーランド語
 舞台写真:有
 歌詞カード:無
 収録曲数:21曲(2枚)
 試聴:無

 ※現在入手困難です。

 ポランスキー監督の故郷で上演された際のCD。2枚組なのに全曲収録ではないがっかりCD。
 けれど、このCDは作品のCDとしてはウィーン初演の際に発売されたものの次に発売されました。当時から人気演目であったにも関わらずCDの数は少なかったですし、シュツットガルトから変わった「Roten Stiefel」が一番最初に収録されたのがこのCDです。そのため発売当初はとっても貴重でありがたい存在でした。
 では今はそんなに聞く価値がないかというと、ヨーロッパの薄暗い雪に埋もれた田舎の宿屋を、古びた城を思い起こさせる音はやはり最近のCDとは異なって魅力的です。老年の伯爵を思わせるクロロックをはじめ、各キャラクターもイメージ通りでやっぱり聞いていて楽しいです。なによりボーナストラックの「Totale Finsternis」が本当に素晴らしい!ボーナストラック用にアレンジされた曲で、男性のパートはクロロックでなくもっと若いイメージの男性が歌っています。作品の中のこの曲のイメージとは違いますが、どこまで行くのか舌を巻くザラの素晴らしく伸びやかで力強い声をたっぷり聞くことができます。この曲を聴くためだけにこのCDを買う価値があると思えるくらい、圧倒的な存在感があります。
(あと、「Totale Finsternis」がノーカットなのが素晴らしい)

収録曲については「続きを読む」へ。



Dans der Vampieren - Original Belgien Cast 2010



 言語:オランダ語
 舞台写真:有
 歌詞カード:無
 収録曲数:16曲(1枚)
 試聴:無

 ベルギーのアントワープで上演された際のCDです。
 ちょっとコメントに困るCD。普通にいいです。各キャラクターはイメージ通り、歌もオーケストラも普通にレベルが高いですし、クロロックはちょっと枯れた渋い感じの声がとっても魅力的。オランダ語はドイツ語をちょっとアレンジした感じで、若干ねっとり感はあるものの言葉と曲が結構あっていると思います。
 なんというか、そつがなさすぎてコメントに困るのです(苦笑)。ドイツ語以外のTdVが聞きたいけど、ハンガリー版はちょっと熱すぎる、もしくはねっとりしすぎてると思う時に聞くとちょうどいい感じです。
 TdVはほかに色々CDが出ていますので、買うとしたらそちらをお勧めします。でもそれらを買ってさらに欲しいのであれば買って損はないです。ライブ盤かはわかりませんがしっかり芝居をしてくれてイメージぴったりの声の役者さん達の楽しい雰囲気、迫力のある歌唱。コンセプトCDということであれもこれも収録されていないという悲しさはありますが、聞いてみると買って良かったと思えるCDです。
 ところで、写真を見る限りウィーン再演版を踏襲してると思うのですが、Finaleがそれ以前と同じなのが私の中で疑問です・・・。

 収録曲については「続きを読む」へ。




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